不整形地のメリット・デメリットについて(第1回 法地(傾斜地))

はじめに

ReAfPieのブログにおいて閲覧が多い以下について話をしたいと思います。

  • 法地(のりち)に家を建てるメリットとその条件
  • 不整形地(三角地)に家を建てるメリットとその条件
  • 旗竿地(間口の狭い)に家を建てるメリットとその条件

今回は、法地に家を建てるメリットとその条件について話をいたします。

法地とは

 

法地とは図にあるように斜面のことです。法地にはいろいろな種類があり、かつ面積及び法面の高さによって対応方法が変わります。そのため、現状に合わせて対応策を考える必要がありますが、ここではある程度場合わけして話をしたいと思います。

なお、法地については、法地(のりち)・法面(のりめん)は不安? 家を法地(傾斜・段差のある土地)に建てることについての注意点をご参照ください。

法地 例1(前面道路より2m以上高い場合で、土地面積が40坪前後の場合)

<対応策>

ReAfPieであれば、写真のように掘り込み式駐車場にします。掘り込み式駐車場のメリットは、駐車場の上部を有効活用(建物またはバルコニーが設置可能)できることと屋内駐車場が確保できることです。また、好みに応じて地下室も併設可能となりますので、倉庫・スタジオとして利用可能となります。駐車場の上部にバルコニーを設置すると道路からの目線が気にならない高さになりますので、安心してBBQができるのではないかと思います。おまけに、土地の形状によっては見晴らしが良い場合もあります。

敷地との高低差を活かしてバルコニーを張り出して設置

デメリット

コストアップになることです。駐車場設置費用の見積と土地の値段を天秤にかけて判断する必要があります。そのため、土地の購入の前に駐車場設置費用の見積取得が必須となります。また、駐車場の上部に家を建てる場合は、構造計算も必要となりますので、その分も考慮する必要があります。

他のデメリットとしては、エントランスまで階段となります。確かに高齢(80歳前後)になってからの階段はつらいかもしれませんが、そうであればそもそも2階建も難しいことになります。現在40歳と仮定した場合、40年後は、別のライフスタイル(住居)を考えても良いのではないでしょうか。目からうろこの70歳からの住いをご参照ください。

しかしながら、掘り込み式駐車場のメリットも大きいので「費用対効果」をみながら検討されることをお勧めします。特に次の方にはおすすめです。

  1. 地下室(スタジオ等)が必要な方;平坦な土地で地下室を建築するよりも「割安」で建築できると思います。
  2. 土地が狭く床面積が取れない方:地下室にすればその分面積が増えます。
  3. ビルトインガレージが必要な方:地下駐車場は、建築面積に参入されないですし、斜線制限等にもかかりませんので建築の自由度が増します。
  4. できるだけ土地を有効活用したい方:BBQのできる広いバルコニーの設置も可能です。

 

法地 例2(前面道路より2m高低差がある場合で、土地面積が100坪以上の場合)

土地が広い場合は、あえて擁壁を築造しないで丘の上の平坦な部分に家を建てるという方法もあります。

駐車場部分は、切土(前面道路より高い場合)または鉄骨で架台組(前面道路より低い場合)で確保した上で、法面は、安息角(土質によって30度~45度程度)以下にして、果樹を植えたりハーブを植えたりして法面を活かすっていかがでしょうか。果樹・花に囲まれた家って素敵ではないでしょうか。(イメージは丘の上のおうち)

安息角以下であれば、擁壁は不要ですが、少し不安な場合はネット等で土の崩落を防ぐこともできます。

法地例3(道路よりも敷地が低く、高低差が1~2m程度の場合)

地下室のある家

地下室を設置して、道路に近いレベルを1階にすると良いです。そうすれば、土地を削除せずに、基礎を有効活用して地下室を作ることができます。

いかがでしょうか。法地だから「駄目」ではなく、「安く土地を購入できる」のであれば、擁壁等の対策費用とメリットを天秤にかけてみたらいかがでしょうか。法地は、使い方によっては非常にすばらしい家になる可能性が秘められています

まとめ

法地を購入する場合の必須条件

  1. 擁壁・掘り込み式駐車場等の対策費用の見積(精度の高いものが望ましい)を取得すること
  2. 1の見積額に見合う程度の土地の価格になっていること(平坦地と同じ価格では購入する意味はありません
  3. 法地を活かす利用方法についてご自分の考えとマッチするか確認すること(地下室が不要な人に地下室は無駄です
  4. 建物建設に際して「悪影響」がないことを確認すること
  5. 近隣とトラブルにならないことを確認すること(擁壁等を設置する際に隣地に影響が出る可能性が高いためです)
  6. 借入を行う予定の金融機関にきちんと相談すること(おそらく見積等がそろっていないと融資してくれないと思います。)

ReAfPieとしては、法地(傾斜地)も「専門家」と一緒に「きちんと」状況を調査し、必要な金額等を把握することができるのであれば、法地(傾斜地)の購入を検討することは良いと思います。しかし、安易に取得することは「トラブル」「苦労」が確実に発生するのでおすすめしません

 

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